OSS gate 参加体験記 2022/10/29(土)
OSS gate とは
「OSS Gate」は、OSS開発に参加する「入り口」を提供する取り組みです。 OSS開発に未参加の人を参加する人へ、少し参加したことがある人を継続的に参加する人へ。そうやってOSS開発に参加する人を継続的に増やしていく。それが「OSS Gate」の目的です。
このように、定期的に開催しているOSS開発参加のやり方を教えてくれるイベントです。内容は、人それぞれに決定して進めていきます。私の場合、貢献したいOSSがイベントまでに見つからなかったのですが、イベント中に主催やサポーターの方々がアドバイスをたくさんくれて決めることができました。
参加のハードルは、事前にDiscordとGithubアカウントを作成しておくことくらいだと思います。そのため、身構えなくても大丈夫です。 もし時間があれば、Github上に公開されているイベント資料やYoutube等で、このイベントの流れを予習しておいたり、普段使っているOSSってなんだろうなど、調べておくと良いかもしれません。
私のやったことは、簡単にまとめると以下です。
- 対象のOSSを決定する
- 対象のOSSをユーザーとして動かす
- 改善箇所を見つける
- 公式ドキュメントの改善箇所を見つける
- 日本語で改善提案を作成する
- 英語に翻訳する
- サポーターの方にレビューを受ける
- 対象OSSのGithubにIssueを投げる
〜終了後〜
- Contributerからの返信に応答する
参加動機
趣味を増やしたいと思っていた。また、OSSの開発は、なんだかかっこよさそうとか、おもしろそうという率直な気持ちがあって、参加した。
後々の展望は、OSSの開発や設計をすることであり、自分の手で自分のやりたいように開発したいと思っている。
今は、自分の手の届く範囲で、ドキュメントの翻訳や改善提案をしたり、のんびりやっていきたい。
やったこと
すでに、やったことは上記にまとめた。 ここでは、詳細に何をやったのか書きたいと思う。
対象OSSの決定をする時のポイント
・誰もが知っている大きいプロジェクトは洗練されていて、改善箇所が見つかりにくいため、小さい規模で頻繁に更新されているものを見つける。
・迷ったらVScodeのPlugInやChromeのPlugInなど自分の使っているソフトの拡張機能など検討するのが良い。
・OSIが定義しているOSSライセンスに則っているか確認する。 https://opensource.org/licenses/alphabetical
所感
・「OSSをユーザーとして動かす」の視点を頂けたことが今回の最大の収穫だと考えている。今まで、なんとなくOSSを利用しており、公式ドキュメント以外の資料で理解していた。そのため、原流のプロジェクトに改善提案する機会を失っていたと気がついた。 今後、学んだことを活かして、OSSのプロジェクトに貢献できるようになりたい。
・OSS開発と聞くと、ガリガリコーディングするイメージがあり、それができない人は参加できないと思い込んでいた節がある。実際はそうではなくコーディング以外にもやれることはたくさんある。今回のイベントを通して、もっと関わり方はたくさんあると学んだ。自分なりの貢献の仕方を考えてみたい。